Thursday 7 December 2023

”膀胱”って英語で言えますか?という話


”膀胱”って英語で言えますか?

急にすいません。でも知ってます?膀胱を意味する英単語。

 

妊娠19週に入ったころから胎動を感じ始めました。お腹の上で手の平を目いっぱい広げて、些細な動きも逃さないように息を潜めながら、時折発生するポコポコという動きに感動していました。

 

現在妊娠22週。胎動はお腹の内側から小さくデコピンをされていたような感覚から、急に活きのよい魚が跳ねているような衝撃に変化してきています。ポコポコではなく、ドルンドルンという衝撃に驚きと喜びを感じています。ただその衝撃が膀胱に直撃すると私の尿意も急上昇。トイレがものすごく近くなり、夜中に目が覚める始末。

この話を胎児の成長を実感できる嬉しさと合わせた面白話として配偶者に話そうとしたときに冒頭の問いにぶち当たったのです。「”膀胱”って英語でなんて言うの?」。

 

大した資格すら取れていないものの、英語は仕事や配偶者との会話で日常的に使用し、実際なんとかなっていたため自分の語学力にはそれなりの自負がありました。

ただ配偶者も英語が第一言語ではないし、仕事で使用する英語も頻出する単語や言い回しを覚えてしまえば後はどうにかなるようなレベル。とっさに必要となる使用頻度の少ない単語には対応ができないのです。

 

配偶者と出会って7年半。何十万と交わした英語での会話に”膀胱”が登場しなかったわけではありません。ただ”膀胱”の英語の正式名称を調べる手間と、その会話中での”膀胱”の重要性や今後使用する可能性等を天秤にかけ、”膀胱”を軽視し代わりに”a pee bag (尿袋)”という造語でやり過ごしていたのです。尿袋て・・・。

幸い仕事先は業務に”膀胱”が出てくる職場ではありません。

そんなこんなで30年ほど”膀胱”を意味する英語を知らずに生きてきたのです。 

ただ今回は状況が異なります。我が子の成長に関するエピソードに関する事柄なのです。今後親として子供の前で”尿袋”とかいう妙にグラフィックで不愉快な造語は使用したくない。

こうして人生で初めて”膀胱”を意味する英語”Urinary Bladder”を知りました。

 

育児や子供の成長を通じて、親もまた多くを学ぶと言います。私も我が子のおかげで新しい知識を得ることができました。サンキュな。

 

 

ちなみに「え、それなんて意味?」を聞かれることを期待して配偶者に覚えたてのUrinary Bladder”を披露したところ、普通に知っていました。

じゃあ尿袋って聞いた時点で修正してやってくれや。

 

 



Monday 4 December 2023

歩きの早さだけが特技だったのにそれさえも失いつつある話

 こんにちは。

頑張って書くぞ!<気合

妊娠20週=6か月目にもなるとお腹も目立ち始め、体の変化も目覚ましくあります。

そのため日常生活にもチラホラ影響が出始めていて、例えば座った状態で靴下を履くのが息苦しかったり、高いところにあるものを取ろうとして背伸びするのが辛かったりetc

まあマイナーな変化ではあるのですが、その中でも一番実感しているのが歩く速度の低下!

私歩くのが早いです。いや、早かったのです。

身長160cm股下短めですが、身長185cm非アジア人体型の配偶者に「スピード落として」と諫められるほど、チョコマカ素早く歩けたのです。

なぜ早く歩けるようになったかというと(別に目指す能力でもなんでもない)、それは大学時代に由来します。

大学時代、捻じれた自己意識のせいで知人はいれど友人が少なかったワタクシ。

次の授業への移動の時間、教室中からキャンパスのメインストリートへと生徒が一気に吐き出されるこの時間にそんな私の緊張感は高まります。お互い顔と名前を知っているレベルのクラスメイトやサークルの知り合いに会う確率が上がるからです。

数メートルの距離で気が付くものの、このまま声をかけるべきか気づかないフリをするか。。。相手に対して失礼を働きたい訳ではないが、対して親しくもない相手に「ああ~~久しぶり~~お疲れ~~」と瞬間的に口角と声色を上げる気力はない。ただこういうメンタルだからそもそもばったり出会って気まずい知人ばかりが増えていくんだよな・・・。と自己嫌悪するまでがセットです。

こうした逡巡の結果、最適解として「逃げる」ための早歩きスキルが培われました。

顔を伏せ視認性を下げる。他人が1歩進める間に2.5歩は進めるよう、足の指の関節で地面を掴み離すようなグリップ動作で勢いをつける。上半身を前傾させ空気抵抗を減らす。数々の試行錯誤の末、Google mapではじき出される徒歩での所要時間の8割を切るようなペースを確立することができたのです。

就活のガクチカ(学生時代に力をいれたことのエピソード)で披露できそうな話。

このように自分の思い入れのある特技だったのですが、妊娠による急激な体重増加で中々思うような速度を出せないこの頃。先日私の歩く姿を後ろから見た配偶者に「Cー3POみたい」と言われました。そんなにぎこちないか。

母になると得るものも多いが失うものも多いと聞いていました。私の場合「早い逃げ足」がその一つとなりそうです。